SUSEは完全な独立事業へ
SUSEが進む次のステップ
日頃からSUSEのニュースに注目頂いている方は、SUSEが投資会社EQTと提携する計画を発表したことをご存知だと思います。EQTはソフトウェア業界で豊富な経験を有する大手投資家で、この提携によりSUSEは完全に独立した企業として運営されることになります。EQTによるマイクロフォーカスからのSUSE買収は、マイクロフォーカスの株主および規制当局から必要な承認を得たうえで、2019年初頭に完了する予定です。
これはSUSEにとって大変喜ばしいニュースであり、当社は次の段階へと進み成長を加速することが可能となります。EQTにより提供される投資と支援により、本業と技術獲得の拡大を目指す当社の構築と買収の戦略を継続して推進することができます。
SUSEのCEOであるニルス・ブラウクマン(Nils Brauckmann)が、引き続きSUSEリーダーシップチームを率いることで、現行のミッションに注力したまま、企業進化の次のステップへ踏み出します。SUSEのミッションとは、お客様のITインフラストラクチャを変革することで、複雑さを排しアジャイル化を進めつつ、コストを削減し、より効率的に企業競争ができるようお客様を支援することです。
私が特に強調したい点は次の3つです。
SUSEの継続的な成長を推進。今回の発表は、SUSEのみならず、お客様とパートナーにとっても大変な朗報です。EQTとのパートナーシップにより継続的な事業拡大をもたらし、イノベーションが加速されます。そして、オープンソースのソフトウェア定義型インフラストラクチャ(SDI)とアプリケーションデリバリー技術をベースにしたデジタルトランスフォーメーションに対する顧客ニーズの高まりに応えるために、開発と技術買収の戦略をさらに推進していきます。
オープンソースの明るい未来。25年の歴史を踏まえ、SUSEはオープンソースの開発とビジネスモデルにコミットし、コミュニティとプロジェクトに積極的に参加して、オープンソースの革新を高品質で信頼性の高い、使いやすいソリューションとして企業に提供し続けます。この真にオープンなオープンソースモデルは、単に当社に根付いた規範ではなく、お客様に提供する選択の自由を意味しており、SUSEの文化に包括され、市場で差別化され、成功への鍵を握るものです。
お客様とパートナーに安定性と継続性を提供。SUSEのCEO、ニルス・ブラウクマンが牽引するリーダーシップチームは、オープンソースコミュニティとプロジェクトに深く根ざしコミットして積極的に参画することで、引き続きお客様とパートナーの成功を全力で支援していきます。
SUSEの今後にご期待ください。SUSEが企業進化の次の段階に移行するにつれて、さらに多くのニュースが発信されますのでお見逃しなく。
(この記事は2018年7月2日付Blog”Further Independence for SUSE” https://www.suse.com/c/further-independence-for-suse/ の抄訳です)
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