ドイツ銀行、オープンでエンタープライズグレードのLinuxでSUSEとの提携を強化

多くの企業は、インフラストラクチャとソフトウェア開発に関して岐路に立たされており、オープンソースのソフトウェアに関しては長期間にわたる信頼できるサポートとメンテナンスを確保する必要があります。

最近では、2024年6月30日にCentOS 7がEOLを迎えました。この重要な節目は、公式のアップデート、パッチの提供、セキュリティ修正の終了を意味し、多くのLinuxシステムが攻撃に対して脆弱な状態に置かれることを意味します。実際、Enlyftによると、現在、CentOSのユーザは約40万人います。SUSEでは、SUSEのLiberty Linux Liteの提供を通じて、CentOSのEOLによるリスクと混乱を確実に軽減できる機会と考えています。

SUSE Liberty Linuxはその登場以来、移行を必要とせず、セキュアで柔軟なLinux管理を求める顧客にとって人気のある選択肢となっています。SUSE Liberty Linuxのお客様には、金融サービス、通信、自動車など、さまざまな業界のグローバル企業が含まれます。

この点に関して、私たちは最近、SUSEの顧客であるドイツ銀行についてのニュースを発表しました。ドイツ銀行は、強力なヨーロッパのルーツとグローバルなネットワークを持つドイツの主要な銀行であり、SUSEとのオープンでエンタープライズグレードのLinuxに関するパートナーシップを深めています。ドイツ銀行は、さまざまなエンタープライズLinuxディストリビューションを保守およびサポートするためのエンタープライズソリューションであるSUSE Liberty Linuxを使用して、数千台のSUSE Linux EnterpriseおよびRed Hat Enterprise Linuxサーバーのサポートを受けることになります。ドイツ銀行のコンピュート担当プロダクトマネージャーであるKeith Anderson氏は、「当社のインフラストラクチャの重要性を考えると、混在するLinux環境のセキュリティを常に確保する必要があります。革新的なオープンソースソリューションを提供するSUSEと長年にわたり提携し、成功を収めてきました。SUSE Liberty Linuxによって、この強固な関係をさらに深めることができます」と述べています。

私たちは、金融サービス業界の著名なメンバーであるドイツ銀行が、グローバルなLinux資産の保守とサポートをするためにSUSE Liberty Linuxを選んだことを喜ばしく思います。SUSE Liberty Linuxを使用することで、ドイツ銀行のような顧客は、Red Hat Enterprise LinuxやCentOSなどを含む様々なエンタープライズLinuxのあらゆるバージョンに対して、1つのソースから包括的なLinuxエンタープライズサポートを受けることができ、複雑さとコストを削減しながら、Linux環境の資産を安全かつ将来にわたって保護することができます。

この戦略的な動きは、顧客の選択肢の重要性と、企業が自社のペースで革新できる能力を支えつつ、エンタープライズLinuxインフラストラクチャのセキュリティを確保することの重要性を示しています。特に規制の厳しい業界の企業は、コンプライアンスの遵守、セキュリティ、および信頼性を確保するために、事前にメンテナンスの予測が可能で、信頼できるパートナーを必要としています。このようなミッションクリティカルな企業にとって、ミスは許されません。

SUSEは、30年以上にわたってエンタープライズLinuxシステムの構築とサポートに取り組んできました。数百人の開発者を擁する当社は、Linuxの発展に大きく貢献している企業の1つです。 弊社の目標は、オープンソースを完全に理解し、オープンソースに献身している弊社を、お客様の信頼できる長期的なパートナーとして認めていただくことです。 市場の統合が進み、オープンソースソフトウェアの長期的なサポートとメンテナンスに関する意思決定が行われる中、SUSEは、企業がオープンソースの無限の可能性を引き出すことができるよう、最もオープンなエンタープライズLinuxプロバイダーであり続けることをお約束します。

SUSE Liberty Linuxの詳細については、こちらをご覧ください。