SUSE Managerの新たな夜明け
SUMA PAYG for AWSの発表
SUSEはSUSE Manager(SUMA)を非常に長い期間、ご提供してまいりました。 2000年代初頭のささやかなローンチから始まり、2021年にはAWS上でBYOS(Bring your own subscription)として利用可能になりました。 そして、本日、AWSのお客様がSUSE ManagerをPAYG(Pay as you go)ソリューションとしてまもなく利用できるようになる事を発表します。
SUSE Managerのメリット
なぜこれがそれほどエキサイティングなのか、その説明に入る前に、SUSE ManagerがどんなメリットをLinuxユーザーにもたらすか、お話ししましょう:
- いくつものLinuxディストリビューションを実行していますか? 問題ありません! SUMAは16以上のLinuxディストロをサポートし、1つのコンソールですべてを管理できます。 つまり、管理者は、システムがすべて適切に更新され、コンプライアンスに準拠していることを確認するために、いくつもの管理ツールを使用する必要がなくなります。さらに Saltステートメントを使用したり、コントロールノードからAnsibleプレイブックを実行することで、自動化してシステムを維持・管理することができます。
- セキュリティが心配ですか? SUSEがサポートします! SUSE Managerは、すべてのディストリビューションにアップデートを提供し、CVEを最小限に抑えます。どのアップデートを即座に適用するか、どのアップデートをいつ適用するようにスケジュールするかは、自分でコントロールできます(SUSE Managerには内部にスケジュールツールがあることをご存知ですか?)。 また、SCAPプロファイルを設定し、openSCAPを使用して、システムがコンプライアンスに準拠していることを確認することもできます。 CISOがどれほど喜ぶか、考えてみてください!
- スケーラビリティが心配ですか?はい、それも可能です! 当社のハブアーキテクチャを使用することで、お客様の環境をスケールアップして1Mu(100万個)のエンドポイントまで管理することができます。 実例として、現在90Ku(9万個)を超えるエンドポイントをSUMAを用いて運用されているお客様がいらっしゃいます。 また、スケールダウンでは最小のLinuxフットプリントのLinuxのSLE Microをサポートしています。
その他のSUMA PAYGのメリット
SUSE ManagerがLinux環境で運用するすべてのビジネスにとって本当に必要なものであることをお分かりいただけたと思います。そして、私たちはさらに一歩進んで、まもなくSUMAをAWS MarketplaceのPAYGオプションとしてリリースします。 10月には、SUMAのすべての利点と、マーケットプレイスの一部である事の利点を組み合わせて利用できるようになります。
10月には、SUMAを、その利点と共にマーケットプレイスからの提供、という利点も合わせてご利用になれるようになります。
支払いがシンプルに すでにAWS上でビジネスを実行している場合、マーケットプレイスを通じて請求を受けているかと思います。SUMA PAYGは以下のシンプルな課金を提供します:
- AWS Marketplaceを通じて毎月請求されます。
- 管理されるインスタンスは1時間ごとに記録されます。
- その月のピーク利用総量が計算されます。
- カウントされた各インスタンスに対して毎月の使用料が発生します。
課金は、SUMAが管理しているインスタンス数に基づいて行われます。
オンデマンドでのスケーリング もっと多くのインスタンスが必要ですか? SUMAのPAYGバージョンでは、スケーリングは簡単です。SUMAに追加のインスタンスをオンボードするだけで、マーケットプレイスの請求に反映されます。 スケールダウンが必要ですか? SUMAのインスタンスを削除するだけです。 ご自由に選択する事ができます。
AWSで近日公開予定
AWS MarketplaceでのSUMA PAYGは10月に利用可能になる予定です。 SUMAの新時代に関するフィードバックをお待ちしています!
SUSE Manager PAYG on AWSのハイライトに関するStacey MillerとMiguel Pérez Colinoのビデオをご覧ください。(英語のみ)
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