来るSUSECON Digitalに寄せて

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実を言うと、私にとってSUSECONは、正月と家族の誕生日の次に待ち望んでいる年間行事です。

大好きな仕事をしながら、旧交を温め、新たな友人と出会い、グローバルコミュニティで親睦を深めることにこれほど夢中になれるイベントが他にあるでしょうか。

現在、世界が直面している非常事態の中で、私たちは、切ない思いで過去のSUSECONイベントで得た素晴らしい体験を振り返っています。思い出されるのは、参加者の皆さんと共に楽しんだ、卓越した技術コンテンツ、各分野のエキスパートとの自由な出会い、そしてコミュニティとしての真の一体感です。

だからこそ、当社のチームが過去数週間にわたって、この極めて困難な課題に挑戦したことに敬意を表すると共に、今回のSUSECON Digitalに大いに期待せざるを得ないのです。その課題とは、優れた技術コンテンツを提供し、そのコンテンツの作成者へのオープンなアクセスを可能にしながら、コミュニティの一体感も維持するオンライン体験を実現することでした。チームは、これまでのライブイベントに引けを取らないほどの感銘を呼ぶ、仮想SUSECON体験を実現することに懸命に取り組みました。

私は、5月20日に幕を開けるSUSECON Digitalにおいて、ダニエル・ネルソン(Daniel Nelson)、ブレント・シュローダー(Brent Schroeder)、そして敬愛するパートナーの皆様と共に、講演の一翼を担えることを嬉しく思います。

エンジニアリングとイノベーションの基調講演について、ここで少しだけお話しします。私は、この講演でお客様の思考プロセスにおける「簡素化」、「モダナイズ」、「加速化」が持つ深い意味について、世界中の皆様にお伝えできることをとても楽しみにしています。

この3つの概念に関してお客様が抱えている問題の一端と、SUSEが現在および将来にわたりそれらを解決する方法を考察します。

私がSUSEで率いているチームは、かつてないほど複雑化したビジネストランスフォーメーションとITの課題に取り組む際に、お客様の問題を解決する方法のビジョンを策定して、それを実現することに焦点を当てています。

当社のソリューションが、お客様の環境の最適化にどのように役立っているか、そして、それにより簡素化、モダナイズ、加速化を支援する方法について、技術的な観点からさらに深く解説していきます。

ダニエルと私は、既存のIT環境でのアプリケーションとデータの簡素化と最適化、およびそれらをモダンコンピューティングの世界に取り込むことにフォーカスしてお話しします。さらにそれらの潜在能力を最大限に引き出して(より良く、より速く、より安価に)、解き放つ方法についても見ていきます。

私が特に情熱を注いだのは、SUSECONのデジタル体験を維持強化するために、詳細な技術デモをお届けすることでした。その結果、CTOオフィスとデモイベントチームによって、話だけでなく最先端のテクニカルデモをいくつか実演できることになりました。今からとても楽しみにしています。

私が基調講演で議論するテーマは、SUSECONの伝統に習って、150を超えるブレイクアウトセッションで深く掘り下げられます。そこにはハイレベルのビジネスとテクノロジーの全体像から詳細なテクニカルチュートリアルに至るまで、あらゆる種類のセッションが予定されています。トラブルシューティングのウォークスルー、導入事例、および、オープンソースソリューションの将来を垣間見ることができるロードマップセッションも提供されます。これらのセッションは、6月まで毎週アクセスすることが可能です。

ご期待されているように、現在および将来的にわたり広範なエコシステムによってもたらされる価値への高い見識が披露されます。そして、多くのパートナーの皆様がこのSUSEのデジタル体験に参加して、自らのストーリーを共有する一助となれることを光栄に思います。

また、SUSECONが有名になった所以でもある個人的な交流の機会も、通常のライブからデジタル形式に変えて提供されますのでご期待ください。

私たちは皆、ITの未来を形作る上で重要な役割を担っています。そして、私たちを取り巻く世界で差別化する方法を選択することができます。そのためのプラットフォームとしてSUSECON Digitalを創造できたことを大変嬉しく思っています。

私は、このイベントを皆様とコミュニティに無償で提供できることに興奮しています。もし当初の予定通りダブリン(または別の都市でも)で実際にお会いするのでしたら、無料なのはギネスビールだけだったかもしれません。

長くなりましたが、最後にお願いがあります。5月20日から始まるSUSECON Digitalに今すぐ登録して、予定を確保してください。そして、是非このイベントを楽しんでください。また、ご意見ご要望など、ご気軽にご連絡ください。

このブログはSUSEのDr.トーマス・ジアコーモによるReflections Ahead of SUSECON Digitalの抄訳です。

 

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