SUSE、2024年のGartner® Magic Quadrant™ for Container Managementでリーダーに認定
柔軟性と選択肢がお客様の成功を後押ししている理由
SUSEは、Gartner, Inc.がRancher Prime製品を「Magic Quadrant for Container Management」のリーダーズ・クアドラントに位置づけたことをここに発表できることを光栄に思います。この評価は、単なる称賛にとどまらず、お客様の成功を導くという当社の取り組みの正当性を証明するものです。Rancher Primeの場合、当社のプラットフォームを使用して、お客様が優れた成果を達成することが、当社の価値を測る真の基準となります。
お客様にとって、リーダーに位置付けられる企業と提携することは、自社の要件を満たすだけでなく、戦略目標の達成を推進するソリューションを展開するパートナーとタッグを組むことを意味します。SUSEの強みには、異機種混在環境への対応と、複数のコンテナ管理ディストリビューションを幅広くサポートしてきたこれまでの実績が挙げられます。これにより、お客様はベンダーロックインを回避できます。
SUSEがコンテナ管理分野のリーダーとして認められている理由については、Gartner Magic Quadrantレポートをダウンロードしてご覧ください。こちらをクリックしてレポートにアクセスするか、SUSEの評価に関するオンデマンドWebセミナーをご覧ください。
弊社の成功は、お客様の成功によって定義されます
Rancher Primeの真の成功は、お客様が達成した成果によって決まります。大手企業は、Rancher Primeを活用してデジタルトランスフォーメーションを推進し、複雑性を軽減し、価値実現までの時間を短縮しています。弊社は、企業ニーズに合わせた完全な製品とサービスのスイートを提供する包括的なエンタープライズプラットフォームを提供することに努めています。弊社の基本理念は、必要なものはすべて提供し、お客様のビジネスに最適なテクノロジーを制限なく選択できるようにすることです。
Rancher Primeがコンテナ管理の分野でトップに上り詰めたのは、プラットフォーム構築に対する包括的なアプローチによるもので、これにより、あらゆるスキルレベルのユーザーがインフラチームに負担をかけることなくリソースをセルフサービスで利用できるようになります。この多彩な機能により、Rancher Primeが最新のITインフラの複雑性を軽減し、Kubernetesとコンテナ管理におけるスキルギャップを縮小することで、企業は自信を持ってKubernetesのデプロイを運用することができます。
Rancher Primeがコンテナ管理の世界的リーダーである理由となる主要な機能をお客様がどのように活用しているか、実際の導入事例を検証してみましょう。
エッジと異種混在インフラストラクチャの分野で先頭を走る
Rancher Primeは、エッジ環境と異種混在インフラストラクチャの管理に優れており、リソースに制約のあるハードウェア上で実行できる軽量なKubernetes、K3sを提供し、SLE MicroによるクラウドネイティブOSの管理を可能にします。データセンターからエッジロケーションまでデバイスをオンボード化できるプラットフォームの能力により、すべての環境で一貫した管理とセキュリティが確保されます。さらに、ハイパースケーラーとオンプレミス環境の両方でKubernetesを管理できるRancher Primeの柔軟性と、さまざまなCNCF認定Kubernetesディストリビューションのサポートを組み合わせることで、多様なインフラストラクチャニーズを持つ組織にとって最適なソリューションとなります。
- 現代自動車(Hyundai)、SUSEで「オールコネクテッドカー」に本格対応(APAC)
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- 「Rancher Primeで管理されたKubernetesで稼働するサービスは、99.5%という非常に高いSLA(サービスレベルアグリーメント)を達成しています。これは、システムの信頼性と効率性の高さを物語っています」 – 現代自動車(Hyundai Motor Company)、カークラウドプラットフォーム開発チーム責任者
- 現代自動車とRancher Primeについてさらに詳しく
- BMW、データ管理と品質保証を強化するために、クラウドとエッジの間で継ぎ目のない連携を構築(EMEA)
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- 「エッジコンピューティングでは、パブリッククラウドの仮想マシンを使うことが重要ではなく、エッジエリアで機能性の高いプラットフォームを活用しながら、クラウドとエッジの間のデータ連携をシームレスに実現することが重要です。クラウド環境に関係なくエッジはどこにでも存在します。クラウドも単なるコンピュートリソースではなく、エッジコンピューティングにおいてそのリソースをどのように活用し運用していくのかに目を向けるべきです」–Andreas Pöschl氏、BMW AG、シニアソリューションアーキテクト
- BMWとRancher Primeについてさらに詳しく
- Danelec、競合他社より75%少ない開発時間と労力で基本環境を構築(EMEA)
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- 「Rancher Primeにより、ベアメタルやエッジに至るまで、その基盤にあるすべてを管理できるようになりました」―Hans Zenth氏、Danelec、R&D技術プロジェクトマネージャー
- DanelecとRancher Primeについてさらに詳しく
卓越したクラウドインフラストラクチャ
Rancher Primeのクラウドインフラストラクチャにおけるリーダーシップは、AWS、Google Cloud、Azure、DigitalOcean、Alibabaなどのパブリッククラウドプロバイダーに対する幅広いサポートによって示されています。このプラットフォームは、構成と管理を簡素化し、GUIとコマンドライン/APIの両方のオプションを提供することで、柔軟性と優れた操作性を実現しています。ARMプロセッサやNVIDIA GPUのような特殊なコンピュートやハードウェアをネイティブでサポートすることで、幅広いワークロードに対する強力なソリューションを提供します。複数の地域やクラウドプロバイダーにまたがる障害管理機能により、プラットフォームの信頼性はさらに高まり、高い可用性とセキュリティが確保されます。
- トヨタマテリアルハンドリング、トラブルシューティングのスピードを最大87%向上(AMER)
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- 「トヨタは無駄のない経営を実践しており、手作業でシステムを構築する代わりに他の優先事項にサイクルを費やすことができるのは、まさに大きな成果です。 以前は、サービス停止の対応に数時間、あるいは数日を要していましたが、Rancher Primeを導入してからは、そのような対応は必要なくなりました」 –Michael Nichols氏, トヨタマテリアルハンドリング社、情報セキュリティアーキテクト
- トヨタマテリアルハンドリングの成功事例についてさらに詳しく
- IDCフロンティア、新サービス開発時間を半減 – APAC (日本)
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- 「KubernetesとRancher Primeを使用することで、同じ作業を1年未満で完了できるようになりました。つまり、50%以上も高速化されたことになります。当社の業界では、継続的なイノベーションが成功に不可欠であり、SUSEとのパートナーシップを通じて、市場の一歩先を行くことができます」 –藤城 拓哉氏, IDCフロンティア
- IDCフロンティアの成功事例について、詳しくはこちらをご覧ください
- Arm、Rancher Primeスタックを2,500人のエンジニアに展開し、全社的なDevOpsの生産性を向上(EMEA)
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- 「現場のエンジニアたちは非常に満足していました。素晴らしい、どんどん進めよう、と。そして今、私たちはRancherのフルスタックを展開しています。当初は450人のエンジニアを対象としていましたが、今では2,500人のエンジニアが利用できるようになっています」 –Andrew Wafaa氏, Arm、ソフトウェアコミュニティ担当シニアディレクター
- Armのサクセスストーリーについてさらに詳しく
データセンターインフラストラクチャ:オンプレミスのパフォーマンスを最適化
Rancher Primeは、クラウドインフラストラクチャに加えて、既存のデータセンターインフラストラクチャともシームレスに統合し、VMware、Nutanix、および当社のソリューションであるHarvesterなどのプラットフォームによるVMホスティングの自動化をサポートします。このプラットフォームは、ベアメタル環境を安全にプロビジョニングする能力を備え、SLE、Red Hat、Ubuntuなどのさまざまなオペレーティングシステムとの互換性があるため、オンプレミスのリソースを最大限に活用したい組織にとって、非常に優れた選択肢となります。 さらに、CSIおよび Longhorn による既存のストレージシステムへの対応により、Rancher Primeはシームレスなデータ管理と高性能なストレージ統合を実現します。
- ECKD、自動化によりデプロイにかかる時間を最大95%削減し、信頼性を強化(EMEA)
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- 「当初は、他のベンダーの従来型の仮想インフラストラクチャやHCIソリューションを検討していましたが、Harvesterの価格対性能比は他に類を見ないものでした。また、HarvesterとRancher Primeが完璧に連携し、サポートの問題については1つの窓口で対応してくれる点も気に入っています」 —Sven Meyer氏、ECKD GmbH、アプリケーションホスティングサービス部門責任者
- ECKD社のRancher Primeによる成功について、さらに詳しく
- Trade-Van社、SUSEソリューションで台湾の国際貿易システムを近代化し高速化(APAC)
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- 「テクノロジーを簡単に分離できるため、他のアプリケーションに影響を与えることなく、各アプリケーションに必要なリソースを確実に確保できます。仮想マシン環境で依存関係を管理するよりもはるかに簡単で、ハードウェア関連の依存関係も少なくなります」 –Chengfeng Wu氏、Trade-Van、 ソフトウェアエンジニアリング部門マネージャー
- Trade-Vanのサクセスストーリーについてさらに詳しく
- 小児病院 Bambino Gesu、社内チームのスキルアップを迅速に実現(EMEA)
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- 「Rancher Primeは、Kubernetesのライフサイクルのあらゆる部分でサポートを提供してくれます。さらに、このソリューションはアプリケーション環境を簡単に分割できるので、ITセキュリティなどの要素を分離して個別に管理することができます」 –Flavio Poletti氏、 小児病院 Bambino Gesu、ITセキュリティマネージャー
- Ospedale Pediatrico Bambino Gesùについてさらに読む
プロビジョニング、アップデート、クラスタフリート管理の優れた機能
Rancher Primeのプロビジョニングとアップデートの管理機能は他に類を見ないほど優れており、Rancher Managerを通じてクラスタのライフサイクル全体を管理できます。このプラットフォームはアップグレードとプロビジョニングを簡素化し、組織が運用を自動化して合理化できるようにします。Fleetの大規模なマルチクラスタ環境を管理する機能により、Rancher Primeはインフラ全体に一貫性と制御を確保します。さらに、ホストソリューションのサポートや、コスト管理のためのKubecostのようなサードパーティアプリケーションとの統合により、その価値提案はさらに強化されます。
- ABAX、復旧時間を90%削減し、有人サポートを75%削減(EMEA)
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- 「欧州でのリーダーシップを拡大するにあたり、コンテナを成長戦略の中心に据えることがこれまで以上に重要になっています。Rancher Prime がもたらす柔軟性と拡張性は、当社のような急成長企業にとって明らかに最適なソリューションです」 –Thomas Ornell氏、ABAX、ITインフラエンジニア
- ABAXのサクセスストーリーについてさらに詳しく
- STRADVISION、Rancher Primeで自動運転技術の革新を加速(APAC)
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- 「オープンソースの状態で Kubernetesを運用するには、多くの ITプロフェッショナルの多大な労力と専門知識が必要であり、IT運用コストの増加につながっていました。Rancher Primeによって、混乱を減らし、顧客からのリクエストに迅速に対応し、効率性を最大限に高め、コスト削減に貢献し、最終的には顧客により大きな価値を提供できるようになりました」–Eunchul Yeo氏、 STRADVISION、チームリーダー
- STRADVISION の成功事例についてさらに詳しく
- AKDB(バイエルン州自治体データ処理協会)、市民、企業、政府機関へほぼ100%の可用性を保証(EMEA)
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- 「Rancher PrimeとKubernetesにより、非常に高いパフォーマンス要件にも対応できるインフラストラクチャの拡張が可能になりました。その結果、州議会選挙に先立ち、数百万件のアプリケーションが遅延なく受信および処理されました」–Peter Köhlmann氏, AKDB、DevOpsチームリーダー
- Learn more about AKDB’s story
プラットフォームエンジニアリングの強化とアプリケーションプラットフォーム機能の向上
Rancher Primeは、プラットフォームエンジニアリングのための強力なツールであり、既存のインフラを自分で簡単に管理・利用するツールキットを提供します。プラットフォームのApp Collectionは、簡単に展開および管理できる認定済みのオープンソースコンポーネントを提供し、開発者の体験を向上させます。Rancher Primeの高度なアプリケーションプラットフォーム機能には、ロードバランシング、サービスメッシュ、セキュアなサプライチェーン管理のサポートが含まれており、組織が自信を持ってアプリケーションを構築、展開、管理できることを保証します。
- OLB Bank、環境設定を99.5%高速化し、アプリケーション展開プロセスをスピードアップ(EMEA)
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- 「私たちは、デプロイに使用している CI/CDパイプラインを設計し、それをRancher Primeで完全に自動化しました。Red Hat OpenShiftは、当社にとって必ずしも最適とは言えないアプローチを採ろうとしていましたが、RancherのシンプルなUIは、コンテナの経験がほとんどない当社のチームでも、大規模なトレーニングを必要とせずに適応できるよう支援してくれました」–Tim Westphal氏、OLB、ITディレクター
- OLBの成功事例についてさらに詳しく
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- Saque e Pague、革新的なバンキングソリューションでブラジルの資金フローを変革・主化(LATAM)
- 「以前は1か月かかっていた作業が、今では数分で完了します。99.9%の高速化です。これが私たちが目にした大きな変化です。このアジリティにより、大幅なコスト削減が実現するだけでなく、膨大な人員も削減できます。以前は多くの人員と膨大な時間を必要としていた作業も、Rancher Primeを使用すれば、1人ではるかに短い時間で完了できます」 –Patrick Teixeira Mota氏、Saque e Pague、データセンターシニアアナリスト
- Saque e PagueとRancher Primeの詳細はこちら
業界リーダーからのさらなる洞察をご覧ください。Gartner Magic Quadrantレポートはこちらからダウンロードできます。また、SUSEの評価に関するb>オンデマンドWebセミナーもご覧いただけます。
Rancher Primeからのさらなる洞察とイノベーションにご期待ください。Rancher Primeは、複雑なコンテナ管理の世界をナビゲートするパートナーです。
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