大規模データ環境におけるSUSE Enterprise Storageの最適な設定とは

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SUSEのストレージソリューションが広まるにつれ、「SUSE Enterprise Storageをどのように設定や調整して使えばよいか」とよく尋ねられます。導入や設計を検討されるときは、ぜひこの SUSE Enterprise Storage Tuning Guide を参照してください!

このガイドは、SUSEが1年以上かけてとりくんできた内容の集大成です。SUSE Enterprise Storageの初期リリース時期より導入環境の情報を収集することで内部Wikiとして検討が始まり、より多くの情報がWebやプレゼンテーションなど議論されることに伴って、情報の集約ととりまとめを行ってきました。

1年ほど前、メディアエンターテインメント環境向けにSUSE Enterprise Storageの Media and Entertainment Solution ガイドの作成が始まり、CephFSをメディア制作プロセスにおいて利用することを中心に行いました。コンテンツ作成パイプラインに適切な容量とパフォーマンスを提供し、公開ドキュメントに情報を取り込む、かなり性能の高いオールフラッシュクラスターを構築してきました。この作業中に、IO500の投稿をいくつか作成することも決定し、最初は昨年の6月にISC19で、次に秋にSC19で発表しました。

このようなすべての取り組みによって得られたデータがこのガイドの基礎になりました。性能に影響を及ぼす多くのOS側のチューニングと主要なCeph側のチューニングを含んでいます。なお、パラメータ設定だけでなく、特定のチューニングが影響を与える可能性があるかどうかを判断するために使用される関連するカウンターについて説明しています。場合によっては、開発者とともにカウンターの詳細を理解し、どのように意味のある形で文書化するか議論してきました。このガイドに携わった関係者については、ドキュメント署名欄にて編集者やドキュメンテーションスペシャリスト、エンジニアをご覧になれます。

このたび作成したガイドが、チューニングに関する質問に答えるのに役立ち、有用な情報として活用いただくことを願っています。何か足りない点や、修正した方がよい事項がありましたら、ドキュメントのHTMLバージョンに埋め込まれた「ドキュメントのバグの報告」リンクを使用してお知らせください。SUSE Enterprise Storageの検討や導入に参考にしていただけましたら幸いです。

 

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