kdumpの設定方法と情報採取に関して

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環境

SUSE Linux Enterprise 11
SUSE Linux Enterprise 12

概要

kdumpの設定方法と情報採取に関して

解決策

前提条件：
- 最新のカーネルパッチが適用されていること確認します。

kdump設定手順例：

以下のパッケージがインストールされていることを確認
- kdump
- kexec-tools
- makedumpfile
YaST2＞カーネル Kdumpの順に選択し、以下を設定して、OKボタンをクリック
- Kdump の有効化にチェック
- Kdump メモリ 128 MB　＜－－実装しているメモリサイズによって設定を変更
いったんサーバをリブート
以下の手順に従って、Test 用にcoreをダンプさせます。
# sync
# echo c > /proc/sysrq-trigger
※この時点で何も反応しなくなり、しばらくすると自動的にサーバがリブートします。
サーバリブート後、以下のディレクトリにvmcore等が作成されていることを確認

出力例）
# ls /var/crash/<date-time>
README.txt 　　　 vmcore
System.map-3.0.101-0.47.52-default vmlinux-3.0.101-0.47.52-default.gz
dmesg.txt

情報採取：

analyzevmcoreを実行（任意）
※kernel-debuginfoパッケージを事前にインストールする必要があります。　

例
# zypper in kernel-default-debuginfo-3.0.101-0.47.52.1
# analyzevmcore
supportconfigを実行

# /sbin/supportconfig
以下の情報を採取
- 現象発生日時
- /var/crash/<date-time> 配下のすべてのファイル
- /var/log/nts_<hostname>_<date>_<time>.tbz

参考：
Configure kernel core dump capture
https://www.suse.com/support/kb/doc.php?id=3374462

Generating a Kernel Core Dump Analysis File
https://www.suse.com/support/kb/doc.php?id=7010484

Analyzing the Crash Dump
https://www.suse.com/documentation/sles11/book_sle_tuning/data/cha_tuning_kdump_analyze.html

以下は、crashコマンドを使って、上記手順でTest 用に生成したcoreファイルの解析例になります。
※kernel-debuginfoパッケージを事前にインストールする必要があります。

# cd /var/crash/<date-time>
# crash vmlinux-3.0.101-0.47.52-default.gz vmcore

（省略）

crash> log | grep Trigger
[ 244.278528] SysRq : Trigger a crash

crash> bt | grep sysrq
[exception RIP: sysrq_handle_crash+13]
#6 [ffff8800245ade90] __handle_sysrq at ffffffff8130b92d
#7 [ffff8800245adec0] write_sysrq_trigger at ffffffff8130b9b8

その他のコマンド
crash> net　　　　ネットワークデバイスの紹鴎を表示
crash> kmem -i　　カーネルメモリの状態を表示
crash> mach　　　マシン固有情報
crash> mount　　　マウントされているファイルシステムに関する情報
crash> help　　　　コマンドのヘルプ