OpenLDAPの設定方法
このドキュメント (00100022) の最後に記載の 免責条項 に基づき提供されています。
環境
SUSE Linux Enterprise 11
概要
OpenLDAPの設定方法について知りたい。
解決策
以下、OpenLDAPの設定例になります。
前提:
下記設定例では、以下のことを前提としています。
- LDAPサーバでは、LDAPサーバのパッケージがインストール済み(デフォルト設定)
※ドメインは"dc=site"
- LDAPクライアントでは、nss_ldap、pam_ldapのパッケージがインストール済み
- LDAPSは無効
- LDAPサーバ
設定例)
1) Yast2>ネットワークサービス>LDAP サーバ
2) 起動時の設定で以下を入力
- LDAPサーバの起動で「はい」にチェックを入れる
- プロトコルリスナーで「LDAP over SSL (ldaps)」のチェックを外す
3) グローバル設定 - ログレベル設定の順に選択し、「接続、操作、結果のログ」にチェックを入れる
4) データベースを選択し、dc=siteの管理者DNが「cn=Administrator」に設定されていることを確認
5) OKをクリック
- LDAPクライアント
設定例)
1) Yast2>ネットワークサービス>LDAP クライアント
2) 以下を入力
-「LDAPを使用する」にチェック
- LDAPサーバのアドレスを入力
- LDAPベースDNを入力 例 dc=site
-「LDAP TLS/SSL」のチェックを外す
-「ログイン時にホームディレクトリを作成します」にチェック
3) OKをクリック
4) テスト用にユーザ登録
# cat test1.ldif
dn: cn=test1,dc=site
objectClass: posixAccount
objectClass: inetOrgPerson
objectClass: organizationalPerson
objectClass: person
objectClass: top
cn: test1
uid: test1
sn: test1
uidNumber: 5001
gidNumber: 5001
homeDirectory: /home/test1
loginShell: /bin/bash
userPassword: password
# ldapadd -x -h <LDAPサーバのIPアドレス> -D cn=Administrator,dc=site -w <パスワード> -f test1.ldif
5) 以下のコマンドを実行し、登録したユーザが表示されることを確認
# getent passwd
6) 登録したユーザが検索できることを確認
# ldapsearch -x -h <LDAPサーバのIPアドレス> -D cn=Administrator,dc=site -s sub cn=test1 -b dc=site -w <パスワード>
- ログイン確認
1) コンソール(GNOME)からtest1ユーザでログイン
2) LDAPクライアント上でsuコマンドを実行
# su - test1
3) teratermからログイン
ユーザ名 test1
「チャレンジレスポンス認証を使う」にチェックを入れる
パスワード test1.ldifで設定したパスワードを入力
免責条項
このサポート ナレッジベースは、NetIQ/Novell/SUSE顧客、および弊社製品およびそのソリューションに関心のあるパーティへ、情報やアイデアの取得およびそれらの知識を得る為の有効なツールを提供します。 本文書の商品性、および特定目的への適合性について、いかなる黙示の保証も否認し、排除します。
- ドキュメント ID:00100022
- 作成年月日:30-OCT-15
- 修正年月日:26-JAN-16
-
- SUSESUSE Linux Enterprise 11
このドキュメントはあなたの問題を解決しましたか? フィードバックを送る