pcmk_delay_maxについて
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製品
SUSE Linux Enterprise High Availability Extension 12
概要
pcmk_delay_maxを設定したときの動作について知りたい。
解決策
SLES HA(HAクラスタ)では、ハートビート通信を使ってノード間の死活監視を行っています。
例えば、2ノードクラスタ間でハートビート通信の失敗に起因して、2つのノードが同時にフェンス(再起動)し、スプリットブレインを引き起こす可能性があります。
この二重フェンシングを防止するためのパラメータがpcmk_delay_maxになります。
具体的には、ノードのフェンスは、STONITHデバイスのメカニズムを使って行われますが、このSTONITHデバイスの起動操作が実行されるまでの時間(待機時間)をpcmk_delay_maxに指定し、ランダムな遅延を有効にすることで、二重フェンシングのリスクを最小限に抑えます。
# man stonithd
:
- pcmk_delay_max = time [0s]
- Enable random delay for stonith actions and specify the maximum of random delay
- This prevents double fencing when using slow devices such as sbd. Use this to enable random delay for stonith actions and specify the maximum of random delay.
免責条項
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- ドキュメント ID:00100079
- 作成年月日:31-OCT-17
- 修正年月日:31-OCT-17
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- SUSE Linux Enterprise High Availability Extension 12
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