スワップ領域の拡張方法
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環境
SUSE Linux Enterprise 11
SUSE Linux Enterprise 12
概要
スワップ領域の拡張方法について知りたい。
解決策
スワップ領域用のパーティションを準備している場合、YaSTで拡張可能ですが、ここでは、手動による拡張方法をご紹介します。
スワップパーティション作成:
例)
- スワップ用のパーティションを作成
# fdisk /dev/sdb
※パーティション タイプは82(Linux swap)を指定し作成
# fdisk -l /dev/sdb
: Device Boot Start End Blocks Id System /dev/sdb1 2048 6291455 3144704 82 Linux swap / Solaris
- スワップ領域を設定
# mkswap -c /dev/sdb1
- スワップ領域を有効化
# swapon /dev/sdb1
ちなみに、スワップファイルを無効にするには、次のコマンドを実行します。
# swapoff /dev/sdb1
- 現在使用可能なスワップ領域を確認
# cat /proc/swaps
もしくは
# swapon -s
なお、使用可能なパーティションがない場合、手動でスワップファイルを作成してスワップ領域を拡張することも可能です。
※btrfsは、スワップファイルをサポートしていませんのでご注意ください。
スワップファイル作成:
例)
- スワップ用の空ファイルを作成
例えば、128MBのスワップファイルを/var/lib/swap/swapfileに追加するには、次のコマンドを実行します。
# mkdir -p /var/lib/swap
# dd if=/dev/zero of=/var/lib/swap/swapfile bs=1M count=128
- スワップファイルを初期化
# mkswap /var/lib/swap/swapfile
- スワップファイルを有効化
# swapon /var/lib/swap/swapfile
ちなみに、スワップファイルを無効にするには、次のコマンドを実行します。
# swapoff /var/lib/swap/swapfile
- 次のコマンドで、現在使用可能なスワップ領域を確認します。
# cat /proc/swaps
もしくは
# swapon -s
留意事項)
上記設定は、一時的なスワップ領域ですので、次回の再起動後は使用されなくなります。拡張したスワップ領域を永久的に有効にするには、次の行を/etc/fstabに追加します。
# vi /etc/fstab
:
/dev/sdb1 swap swap defaults 0 0
/var/lib/swap/swapfile swap swap defaults 0 0
免責条項
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- ドキュメント ID:00100017
- 作成年月日:29-JUL-15
- 修正年月日:29-JUL-15
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- SUSESUSE Linux Enterprise 11
SUSE Linux Enterprise 12
- SUSESUSE Linux Enterprise 11
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