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rootパスワードを忘れた場合の再設定方法

このドキュメント (00100018) の最後に記載の 免責条項 に基づき提供されています。

環境

SUSE Linux Enterprise 11

概要

rootパスワードを忘れた場合の再設定方法について知りたい。

解決策

以下の手順例をご参考ください。

ルートパーティションが非LVM構成の場合:

手順例)

  1. ご利用のSLESのバージョンのインストールメディアからブート

  2. Rescue Systemを選択

  3. "Rescue login"のプロンプトが表示されたらrootでログイン
    ※パスワード不要

  4. ブートディスクを確認しマウントし、chrootを実行

    ブートディスクが/dev/sda2の場合

    Rescue:~# fdisk -l
    ※/dev/sda2がブートディスクであることを確認
    Rescue:~# mount /dev/sda2 /mnt
    Rescue:~# mount -o bind /dev /mnt/dev
    Rescue:~# chroot /mnt

  5. パスワードを再設定し、exitを実行

    Rescue:/> passwd root
    New Password:
    Reenter New Password:

    Rescue:/> exit

  6. OS再起動

    Rescue:~# reboot

 

ルートパーティションがLVM構成の場合:

手順例)

  1. ご利用のSLESのバージョンのインストールメディアからブート

  2. Rescue Systemを選択

  3. "Rescue login"のプロンプトが表示されたらrootでログイン
    ※パスワード不要

  4. ブートディスクを確認しマウントし、chrootを実行

    ブートディスクが/dev/VG00/rootlvの場合

    Rescue:~# lvscan
    ※ルートパーティションのLVM名(例 /dev/VG00/rootlv)を確認
    Rescue:~# fdisk -l
    ※/dev/sda1がブートディスクであることを確認

    Rescue:~# mkdir /tmp/root
    Rescue:~# mount /dev/VG00/rootlv /tmp/root
    Rescue:~# mount /dev/sda1 /tmp/root/boot
    Rescue:~# mount -o bind /proc /tmp/root/proc
    Rescue:~# mount -o bind /dev /tmp/root/dev
    Rescue:~# mount -o bind /sys /tmp/root/sys
    Rescue:~# chroot /tmp/root

  5. パスワードを再設定し、exitを実行

    Rescue:/# passwd root
    New Password
    Reenter New Password:

    Rescue:/# exit

  6. OS再起動

    Rescue:~# reboot

免責条項

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  • ドキュメント ID:00100018
  • 作成年月日:02-SEP-15
  • 修正年月日:02-SEP-15
    • SUSESUSE Linux Enterprise 11

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