SUSE、通信事業者のエッジネットワークを最適化し、効率性と革新性を向上させる新機能を発表

October 15, 2024


Project Sylvaの推奨事項に準拠した新製品により、
通信事業者が直面するさまざまな課題に対応

 

 

ルクセンブルク

革新的でオープンかつセキュアなエンタープライズグレードのソリューションを提供する世界的リーダーであるSUSE®は本日、Adaptive Telco Infrastructure Platform (ATIP) 3.1の一般提供開始を発表しました。ATIP 3.1は、高いパフォーマンスを維持しながら、管理性、柔軟性、長期サポートを強化します。 

 

通信事業者は、エッジアプリケーションで5Gのワークロードやブロードバンドアクセスネットワーク機能などをホスティングするにあたり、コストの抑制と収益までにかかる時間の短縮という大きなプレッシャーにさらされています。一方で、エッジのメリットを十分に実現するには、技術的な大きな障壁に直面しています。

 

ATIP 3.1は、通信事業者が仮想化やコンテナベースのネットワーク機能を実行するためのオープンソースで軽量な共通クラウドレイヤーを提供し、運用効率を向上させ、コストを削減します。また、ATIP 3.1は、CaaS(コンテナ・アズ・ア・サービス)プラットフォームを通じて、さまざまな業界の新しいお客様へのテレコムやエッジサービス提供を推進し、イノベーションを迅速に進め、顧客基盤を広げるサポートをします。これにより、通信事業者はパフォーマンスとサービス品質を保証しながら、より多くの市場に対応できるようになります。

 

特筆すべき点は、ATIP3.1は、共通のオープンソースCaaSレイヤーでエッジの相互運用性を実現するための通信業界共同の取り組みであるProject Sylvaの推奨アーキテクチャに整合しており、そしてSUSEがこの推奨アーキテクチャに対応している唯一のクラウドベンダーであるということです。

 

「SUSE ATIP 3.1は、通信サービスプロバイダが単一の統合コアスタック、単一のツールチェーン、単一のスキルセットアプローチを採用することで、クラウド移行のメリットを実現できるよう設計された、通信事業者向けに最適化されたエッジコンピューティングプラットフォームです」と、SUSE Edge事業部門のジェネラルマネージャーであるKeith Basilは述べています。「ATIPは、通信事業者のワークロードの厳しいパフォーマンス要件をサポートするオープンで柔軟なプラットフォームであり、通信サービスプロバイダは、将来のクラウドネイティブ通信ネットワークを実現するために、最適なベンダーを自由に選択することができます」

 

SUSE ATIP 3.1ソリューションのメリットには、以下が含まれます。

  • 最適化された検証済みアーキテクチャ: SUSEのATIPソリューションは、通信事業者(CSP)やそのパートナーベンダー向けに、柔軟でテレコムに最適化されたプラットフォームと、信頼性の高いアーキテクチャを提供します。ATIPは、ARMとIntelの各プラットフォームをサポートしています。検証済みのアーキテクチャにより、お客様の立ち上げ時間を大幅に短縮し、通信ネットワークのパフォーマンスを確実に保証します。
  • 容易なスケーリングとデプロイメント:ATIPは、OSからネットワーク機能まで、テレコムクラウドスタック全体を容易にデプロイし、運用を完全に自動化するように設計された管理ソリューションを提供します。ATIP 3.1は、24か月の長期サポートを提供します。
  • 最高クラスのセキュリティとコンプライアンス:ATIPは、SUSEの基盤プラットフォームに搭載されたリスク管理機能や認証を基に、さらに進化しています。ATIP内のコンプライアンスおよびセキュリティ機能は、これらの能力を活用し、構成や提供、ガバナンスのベストプラクティスを適用することで、より高い価値を実現しています。
  • エッジ向けに構築: 10年以上にわたり、ティア1のネットワーク機器プロバイダーにサプライヤーとして携わってきた経験により、高性能なエッジランタイムと、エッジコンピューティングのために特別に設計されたコンポーネントを備えた小型のエッジスタックが実現しました。
  • お客様の投資をより効果的に保護: 業界標準でベンダーニュートラルなAPIを使用したGitOpsベースのインフラおよび構成管理により、お客様の投資回収率が向上します。

 

SUSEは先般、ABI Researchの競合ランキングレポートにおいて、5Gクラウドネイティブプラットフォーム(Kubernetes、コンテナ、CaaSレイヤー)のリーダーに選ばれました。この調査では、SUSEがテレコム業界の現在のニーズを考慮しながら、Kubernetesプラットフォームへの技術革新の組み込みにおいて、トップクラスの実践者およびイノベーターであることが認められました。レポートでは、SUSEの自動化ワークロード、使いやすさ、プラットフォームの拡張性を組み合わせることで、通信サービスプロバイダ向けの総合的な革新的ソリューションが実現すると述べています。

Adaptive Telco Infrastructure Platform 3.1は、10月1日より一般提供が開始されました。詳細については、SUSE for telcoウェブサイトをご覧ください。

 

SUSEについて

SUSEは、SUSE Linux Enterprise、Rancher、NeuVectorなど、革新的で信頼性が高く、セキュアなエンタープライズオープンソースソリューションのグローバルリーダーです。Fortune 500企業の60%以上が、ミッションクリティカルなワークロードの構築にSUSEを利用しており、データセンターからクラウド、エッジ、そしてその先に至るまで、SUSEはあらゆる場所でのイノベーションを可能にします。SUSEは、オープンソースに "オープン "を取り戻し、パートナーやコミュニティと協力して、お客様がイノベーションの課題に取り組むための俊敏性と、戦略やソリューションを進化させるための自由を提供します。詳細については、www.suse.comでご確認ください。

New SUSE Capabilities Equip Telecom Companies to Modernize Their Networks with Increased Efficiency and Innovation