SUSE革新的で信頼性の高い安全なエンタープライズグレードのオープンソースソリューションの世界的リーダーであるSUSEは本日、SUSE NeuVector 5.0のリリースを発表します。これは、SUSEが1月にNeuVectorをオープンソースにして以来、初めてのコンテナセキュリティ・プラットフォームエディションです。すべてのKubernetesディストリビューションの完全な管理を提供する最新かつトップクラスのコンテナ管理プラットフォームであるSUSE Rancherの最新アップデートと同時に公開されたこの発表は、ユーザーがKubernetesアプリケーションを構築、導入、容易に保護し、デジタルトランスフォーメーションを加速するための完全に統合されたクラウドネイティブ・プラットフォームを提供するというSUSEのビジョンをさらに促進するものです。
SUSE NeuVector 5.0によるあらゆる場所のライフサイクル全体のコンテナセキュリティ
SUSE NeuVector 5.0はSUSE Rancherに統合されており、Amazon EKS、Google GKE、Microsoft AKSなど他のエンタープライズコンテナ管理プラットフォームで動作します。SUSE Rancher 2.6.5リリースの一部として、Rancherユーザーは、SUSE NeuVectorにアクセスして認証を受け、Rancherコンソールから直接SUSE NeuVectorを管理できます。これにより、お客様はグローバル分散型の大規模なKubernetes環境のセキュリティ管理を簡素化するシームレスなユーザーエクスペリエンスによる完全なゼロトラストスタックの利点を得ることができます。
SUSEのエンタープライズコンテナ管理担当ゼネラルマネージャGreg Muscarellaはこう述べます。「コンテナセキュリティの懸念が拡大する中で、当社のお客様は、Kubernetesのライフサイクル全体にわたってセキュリティを強化する包括的なソリューションを提供するSUSEに頼れることを知っています。SUSE Linux Enterpriseの伝統をもとに、SUSE Rancherにシームレスに統合されたSUSE NeuVectorにより、企業は開発者の機敏性とイノベーションを損なうことなく、あらゆる場所で増大するサイバー脅威に対するセキュリティを強化できます」
SUSE NeuVectorのリリースにより、耐障害性に優れたコンテナシステムをリアルタイムで構築する企業の能力がさらに強化されます。これらの機能には、Webアプリケーション・ファイアウォールの検出、自動化されたコンテナ保護、脆弱性(CVE)調査およびトリアージ、コンプライアンスチェック、レポートなどがあります。
あらゆる場所でKubernetes対応の柔軟で使いやすいハイブリッドプラットフォーム
SUSEのオープンで相互運用可能なKubernetes管理プラットフォームSUSE Rancherは、コアからクラウド、エッジにおいて、さまざまなワークロードおよび環境を管理している今日の開発チームの高まるニーズに合わせて強化されます。SUSE Rancherは、セキュリティへのより優れたクラウドネイティブ・アプローチによって企業の重要なアプリケーションを提供するオペレータをサポートし、お客様が自信を持ってアプリケーションをKubernetesにデプロイできるように支援します。
SUSE Rancher 2.6.5のお客様にとっての利点は次のとおりです。
- NeuVector統合: NeuVector認証をSUSE Rancherに統合することで、オペレータがデプロイからセキュリティまで、コンテナの管理およびライフサイクルを統合できるように支援します。
- Prometheus Federator: オペレータはSUSE Rancherのプロジェクト間でPrometheusの指標を分離できるようになりました。これにより、同じプラットフォームで多数のチームを持つ企業にマルチテナントの監視ソリューションが提供されます。
- RKE2プロビジョニングの一般リリース: SUSEの最新のKubernetesディストリビューションであるRKE2は、最小限の介入でCISベンチマーク要件に合格できるように設計された拡張機能で、クラスターをFIPS準拠のディストリビューション全体に導入する機会をお客様およびコミュニティに提供します。
- Windowsサポートを強化: RKE2 GAでServer 2022も含むWindowsのサポートが追加されました。このリリースには、仮想化環境に直接プロビジョニングするためのvSphereドライバーも含まれます。実験的なGMSAツールにより、.NETアプリケーションはコンテナ環境でのセキュリティのベストプラクティスを維持できるようになりました。
オープンソースコミュニティへのコミットメントに基づき、SUSEは、SUSE NeuVectorのオープンソースプロジェクトOpen Zero Trust (OZT)のCloud Native Computing Foundation(CNCF)への貢献も発表しました。
SUSEのセキュリティ戦略担当VP、Fei Huangはこう述べます。「セキュリティは、クラウドネイティブのワークロードを導入しているすべてのユーザーと企業に不可欠です。Open Zero TrustでCNCFに貢献することで、コミュニティがKubernetesのセキュリティの進化と改善に参加するほどその全体的な価値が高まります。Open Zero Trustは、NeuVectorのワールドクラスのコンテナセキュリティ機能をすべてのユーザーに提供します。これは、セキュリティに重点を置き、攻撃やハッカーからの防御に欠かせない貢献者の強力なコミュニティを促進することを目的にしています」
SUSEの詳細については、KubeCon EuropeのSUSEブース(#p15)に立ち寄るか、www.suse.comをご覧ください。
SUSEについて
SUSEは、革新的で信頼性の高い安全なエンタープライズグレードのオープンソースソリューションの世界的リーダーであり、Fortune 500社の60%以上がミッションクリティカルなワークロードでSUSEを稼働しています。SUSEは、ビジネスクリティカルなLinux、エンタープライズコンテナ管理、エッジソリューションを専門にし、世界中のパートナー様やコミュニティと協力して、データセンター、クラウド、エッジなど、あらゆる場所でイノベーションを実現できるようにお客様を支援しています。
SUSEは、「オープンソース」の意味を本来のオープンソースに戻します。そして、お客様に今日のイノベーションの課題に対応できるスピードと、今後のソリューション戦略の進化をサポートします。世界中で2,000人を超える従業員を擁しており、SUSEは、フランクフルト証券取引所に上場しています。
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