LuLu Group、高可用性とコスト削減でSUSEソリューションを採用、ビジネス機会と競争市場への対応を向上

September 2, 2016


124の小売店舗で1日70万人の来客数を誇るLuLu Groupが、SAPプラットフォームをUNIXからSUSE Linuxへ移行し、SAP環境の運用コストを20%以上削減

NUREMBERG, Germany

世界31カ国で事業を展開し、124店舗を擁する小売業者のLuLu Group Internationalは、同社のビジネスマネージャーが新しいビジネス機会や競争市場の脅威をより迅速に見極め、対応できるよう、「SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications」に移行しました。

1990年代前半に小売業を開始して以降、LuLu Groupは小売ビジネスを積極的に拡大させてきました。アラブ首長国連邦に本社を置く同社は、同地域で32%の市場シェアを誇り、1日70万人を超える来客数を抱えています。LuLu Groupが急速な成長を推し進めたことで、業務システムを常に最適に動作させなくてはならない必要性が高まり、同社のSAP for Retail環境をSolarisからSUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsへと移行しました。LuLu Groupの要望として、SAP HANAデータベース導入による、業務報告および分析の速度向上が挙げられていたことから、低い総所有コスト(TCO)で可用性とパフォーマンスが高いSUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsが、今回も最適なプラットフォームとして選択されました。

LuLu GroupのCIOであるマドハブ・ラオ(Madhav Rao)氏は、次のように述べています。「当社では、SAP HANAをビジネス・インテリジェンスでの活用と、SAP環境全体の運用データベースでの活用の両方を目的に導入することを決定しました。これまで我々が経験してきた高い可用性、柔軟性、拡張性、容易な管理を考慮すると、SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは最新のSAP HANAソフトウェアの導入環境として、当然の選択として選ばれたプラットフォームでした。」

LuLu Groupのネットワーク/インフラストラクチャ担当マネージャであるシジュ・シャンムガム(Shiju Shanmughan)氏は、次のように述べています。「SAPとSUSE®の関係が非常に緊密であることは明白で、SAP自らLinuxでの開発にSUSE OSを使用している点を見ても、これは最高の選択肢と思われました。導入作業は非常にスムーズで、SUSEの素晴らしいドキュメンテーションにより、作業の大半は社内で対応できました。SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsの導入で、このような完全かつエンドツーエンドのワークフローが実現したことで、当社のチームは実装プロセス全体を通じて貴重な時間を節約し、予定通りの稼働を実現できました。当社はOSのサポートも社内で行っていますが、複雑な問い合わせについては、SUSEのサポートチームのエキスパートにお願いしています。」

LuLu Groupでは、バンドル版のSUSE Linux Enterprise High Availability Extensionソリューションを活用し、導入開始からの2年間、自社のSAP環境で極めて高い可用性が保証されています。さらに同社は、特別なカーネルチューニングのオプションを使用してSAPのパフォーマンスを向上させています。これによって、使用頻度の低いメモリをページアウトやLinuxのファイルシステムでの使用から保護し、SAPアプリケーションで利用可能な状態を維持しています。

核となるSAP ERP環境と新たなSAP HANA環境の両方で、SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsを使用することで、LuLu Groupは、最適なパフォーマンス、容易な管理、シームレスな拡張性、低いTCOといったメリットを享受しています。LuLu Groupの事業が拡大を続ける中、SAP HANAのインメモリ技術を活用した情報分析の速度がさらに向上することで、同社のビジネスマネージャーは新たなビジネス機会と市場競争の脅威をより迅速に見極め、最適な対応を決定できるようになります。

「SolarisからSUSE Linux Enterpriseプラットフォームへの最初の移行で、SAP環境の総運用コストが20%以上削減されました。しかし、最高の顧客サービスを常に提供していくという視点から、パフォーマンスと可用性の向上は我々にとってより重要な課題です。SUSE Linux Enterprise Serverは、当社のミッションクリティカルなSAP ERPとSAP HANAの環境で最高の安定性をもたらしてくれると信頼しています」と、前述のラオ氏は述べています。

今回の導入事例の全文は、suse.com/success/stories/lulu-group.html(英語)をご覧ください。SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsについての詳細は、 suse.com/products/sles-for-sapをご覧ください。

<SUSEについて>

SUSEは、オープンソースソフトウェアのパイオニア企業であり、信頼性と相互運用性に優れたLinuxおよびクラウドインフラソリューションを提供することで、企業のコントロール能力と柔軟性を高めています。その卓越したエンジニアリング能力、圧倒的品質のサービス、他の追随を許さないパートナーエコシステムは、20年以上の歴史を誇り、これに裏打ちされた製品とサポートは、顧客企業が複雑な要素を管理し、コストを削減し、自信を持ってミッションクリティカルサービスを提供できるよう支援しています。また、長期的な関係を構築することで、現在および将来にわたり、顧客が成功する上で欠くことのできない、より高度なイノベーションの開発・提供を実現しています。詳細については、https://www.suse.com/ja-jp/ をご覧ください。

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