SUSEのCEOであるニルス・ブラウクマン(Nils Brauckmann)は次のように述べています。「SUSEは何十年もの間、2つのシンプルな原則を守ることで発展してまいりました。お客様の声に耳を傾けること、そして、お客様のために革新し変化することです。SUSEは成長軌道に乗っており、組織や技術の獲得を通じて拡大しています。この「構築と買収」の成長モデルは、お客様に対する価値を継続的に創造し、事業の売上高と純益の両方で持続的な成長を促進します。事業が拡大しても、SUSEはこれまでどおりオープンなオープンソース企業であることにコミットし続けます。ここでいうオープンとは、コードだけでなくお客様に提供する選択の自由を指しています」
SUSEが柔軟性を高めていくために投資し、Linuxベンダーからクラウド、ソフトウェア定義型インフラストラクチャ、およびアプリケーションデリバリーソリューション企業へと進化したことにより、パートナーやお客様の要求に継続的に対応できることでモメンタムが生み出され、収益性の高い成長がもたらされました。組織が成長し、競争し、生き残るためには、より機敏で経済的に効率化する必要に迫られており、デジタルトランスフォーメーションを実現するには、デジタル資産、情報、および膨大な革新的ソフトウェアを活用する必要があります。SUSEは、Linuxの伝統を基盤として構築され、優れたサービスとサポートによって支えられたオープンソースソリューションを適用し保護するため、パートナーやコミュニティのエコシステムと連携しています。オープンソースやLinux上に構築されているこれらの新興インフラストラクチャ技術は、お客様に新たなレベルの自由度と柔軟性をもたらします。
調査会社451 Researchの主席アナリストジェイ・ライマン(Jay Lyman)氏は次のように述べています。「過去数年間、SUSEはストレージ、クラウド、コンテナ、アプリケーションデリバリーなどの新しい分野にポートフォリオを拡大してきました。SUSEは新たな独立と、スウェーデンの未公開株式投資会社(PE)であるEQT Partnersからの支持を基に、中立かつ包括的なハイブリッドクラウドプラットフォームの市場ニーズに応えていきます。このハイブリッドクラウドは、複数のパブリッククラウドとプライベートクラウド、およびSUSE Linux Enterprise 15などを統合するオンプレミスインフラストラクチャをサポートしています」
確立された市場や新興市場におけるSUSEのリーダーシップは世界的に認められており、その顧客には世界10大航空宇宙企業のうちの9社、世界最大級の自動車メーカー10社、世界5大銀行の4行、世界最大規模のスーパーコンピュータの半数、およびFortune Global 50の企業の80%が含まれています。さらに、Linux上で実行されているすべてのSAPアプリケーションの70%がSUSE Linux Enterprise上で稼動しています。これには、SAP HANA導入の90%以上が含まれます。SUSEは、メインフレームLinux市場を創造し、17年以上にわたってリードしています。
IBM Systems ISVエコシステム技術開発&サポート担当バイスプレジデントのキャシー・ベネット(Kathy Bennett)氏は次のように語っています。「IBMは、Linux Foundationの創立メンバーとして、重要なOpen Source InitiativeにおいてSUSEと協力しています。この協業作業には、SUSE Linux Enterprise Serverを、IBM Z、LinuxOne、Power SystemsなどのIBMプラットフォームに最適化されたエンタープライズグレードのオペレーティングシステムとしてフルサポートした形で推進することが含まれています。IBM Power Systems上のSAP HANAサポート、Zアーキテクチャー上のKVM、IBMz/VMのクラウドとコンテナベース技術のサポートと統合の共同作業により、お客様のオープンソースプラットフォームの導入を加速します」
HPEのプラットフォームソフトウェアのハイブリッドIT担当バイスプレジデントであるスコット・ファーランド(Scott Farrand)氏は次のように述べています。「HPEは、IT業界全体でオープンソースおよびオープンスタンダードの取り組みを強化することにコミットしています。当社は15年以上この分野に取り組んでおり、特にLinuxに注力してきました。Linux、OpenStackやその他のプロジェクトでのSUSEと当社の継続的な共同作業により、価値あるオープンソースベースのソリューションが市場に提供されています」
その他、これまでにSUSEビジネスのモメンタムを形成してきたマイルストーンには、次のものが含まれます。
- 2018年4月30日に期末を迎えたSUSEの下半期決算では、売上は1億8,290万ドルで、前年同期比で約17%増加しており好調を持続しています。下期の調整後EBITDAは、5,600万ドルで前年同期比23%増でした。
- SUSEの従業員数は2017年8月以来約20%増加し、現時点で約1,400人に達しています。これは、エンジニアリングおよびカスタマーサービス部門に多額の投資を行った結果によります。
- 今年SUSEが発表した革新的なソフトウェア定義型インフラストラクチャとアプリケーションデリバリーソリューションには次のものが含まれます。Container-as-a-ServiceアプリケーションのKubernetes管理を備えたSUSE CaaS Platform3、Cloud FoundryとKubernetesの技術によりクラウドネイティブのPlatform-as-a-Serviceアプリケーションを管理するSUSE Cloud Application Platform、プロダクションレディのプライベートクラウド向けSUSE OpenStack Cloud 8、ソフトウェア定義型エンタープライズストレージ用のSUSE Enterprise Storage 5、インフラストラクチャ管理用のSUSE Manager 3.2、プラットフォームソリューションのSUSE Linux Enterprise 15ファミリー。
- SUSEは、Amazon Web Services、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft Azureなどを含め、代表的なパブリッククラウドプロバイダーとのパートナーシップを拡大しました。
- 2013年以来、SUSEソフトウェアは10,700を超えるパートナーアプリケーションと、7,600のハードウェアシステムでの動作が保証されています。
- 質の高いサービスとカスタマーエンゲージメントを確保するために、SUSEの従業員の半数以上が開発とサポートに注力しています。SUSEのお客様の90%がSUSEエンジニアの対応に満足されており、お客様の3分の2がSUSEのエンジニアに満点のスコアを付けています。
- SUSEのオープンソースソフトウェアとコミュニティへのコミットをベースに、現在100以上のオープンソースプロジェクトが進行しており、さらに増加中です。SUSEは10以上のオープンソース組織の創設メンバーであり、以下を含む多くの組織の取締役会に代表者を送り込んでいます。Open Stack Foundation、Linux Foundation、Cloud Foundry Foundation、CNCF、OPNFV(Linux Foundation傘下のプロジェクト)、Open Mainframe、OpenHPC。
Cloud Native Computing Foundationのエグゼクティブディレクターであるダン・コーン(Dan Kohn)氏は次のように述べています。「私が2006年にLinux Foundationに携わる以前から、SUSEはすでにアクティブで創造的でオープンなメンバーでした。私は、SUSEがCNCFの初期から参画してKubernetes認定プログラムの制定に取り組んでくれたことに特に感謝しています。また、SUSEが高品質で信頼性の高い、使いやすいソリューションを提供し、企業に革新性と相互運用性をもたらすことを継続的にコミットしていることに謝意を表します」
SUSEについて
SUSEは、オープンソースソフトウェアのパイオニア企業であり、信頼性の高いソフトウェア定義型のインフラストラクチャとアプリケーション配信ソリューションを提供することで、企業のコントロール能力と柔軟性を高めています。その卓越したエンジニアリング能力、圧倒的品質のサービス、他の追随を許さないパートナーエコシステムは、25年以上の歴史を誇り、これに裏打ちされた製品とサポートは、顧客企業が複雑な要素を管理し、コストを削減し、自信を持ってミッションクリティカルサービスを提供できるよう支援しています。また、長期的な関係を構築することで、現在および将来にわたり、顧客が成功する上で欠くことのできない、より高度なイノベーションの開発・提供を実現しています。詳細についてはsuse.comをご覧ください。
*2018年8月の株主によるMicro Focus SUSE事業部のEQT Partnersへの25億3500万ドルでの売却が承認されたことを受けて、慣習規制当局の承認ののち、この取引は2019年第1四半期に完了すると見込まれております。
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