SAP Cloud Platformは、デジタル変革を実現するための、俊敏性に優れたSAPのPaaS(Platform-as-a-Service)です。同プラットフォームは、包括的なアプリケーション開発サービスと性能を備え、企業はあらゆる種類の情報を収集、管理、分析および活用することで、ビジネスシステムを拡大・連携させると同時に、新たなエッジシナリオの導入により、継続的な適応と進化が可能です。顧客企業はビジネスの俊敏性を得て、真に統合・最適化されたエンタープライズを作り上げ、デジタル変革を全社規模で促進できます。その際、オンプレミスでのインフラストラクチャの保守や投資に関わる要件は、一切発生しません。
SUSE OpenStack Cloudは、自動化されたクラウドコンピューティング・プラットフォームであり、高可用性の混合型ハイパーバイザ・プライベートクラウドを迅速に導入し、容易に管理できます。最新版では、OpenStackのNewtonのリリースをベースとしています。SUSE Enterprise Storageは、Cephの技術をベースとするインテリジェントなソフトウェア定義型ストレージ管理ソリューションです。市販のサーバーやディスクドライブを使用し、コスト効率、拡張性、回復力に優れたストレージを実現することで、企業のIT部門は自社のエンタープライズ・ストレージ・インフラストラクチャを変革し、ビジネスやデータの需要の変化にシームレスに対応することができます。
SUSEの最高技術責任者であるトーマス・ディ・ジアコーモ(Thomas Di Giacomo)は、次のように述べています。「お客様が求めているのは、極めて高水準の信頼性、拡張性、パフォーマンスです。SUSE OpenStack CloudおよびSUSE Enterprise StorageとSAP Cloud Platformによって、このようなご要望にお応えすべく、SUSEとSAPは緊密に協業してきました。SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは、SAPソリューション向けのLinuxプラットフォームとして長らく業界をリードしており、両社は深いルーツを共有しています。SUSEは現在、Cloud Foundry Foundationの枠組みでもSAPと協業しており、Kubernetes、コンテナ、Cloud Foundryの技術の融合について、同じビジョンを共有しています。SAPのアプリケーション、サービス、ワークロードの実行に関して、プラットフォームとオープンソース技術の最高のプロバイダーであり続けることが、SUSEの一貫した使命です。」
SAP SEのSAP Cloud Platform部門最高技術責任者兼プレジデントであるビョルン・ゲルケ(Björn Goerke)氏は、次のように述べています。「ITインフラストラクチャの課題の解決に向け、SAPとSUSEは18年以上にわたり協業してきました。SAPのデータセンター環境を通じ、SAP Cloud PlatformがSUSEの高信頼性・高性能なオープンソース・ソリューションを活用することで、仮想マシンの管理・導入や、重要なエンタープライズ・データの保存・管理に対応できることを、非常に嬉しく思います。」
SAPソリューションと顧客企業のワークロードに対するSUSEのサポートについての詳細は、https://www.suse.com/ja-jp/products/sles-for-sap/とwww.suse.com/sapをご覧ください。
SUSEについて
SUSEは、オープンソースソフトウェアのパイオニア企業であり、信頼性と相互運用性に優れたLinuxおよびクラウドインフラソリューションを提供しています。その卓越したエンジニアリング能力、圧倒的品質のサービス、他の追随を許さないパートナーエコシステムは、25年の歴史を誇り、これに裏打ちされた製品とサポートは、顧客企業が複雑な要素を管理し、コストを削減し、自信を持ってミッションクリティカルサービスを提供できるよう支援しています。また、長期的な関係を構築することで、現在および将来にわたり、顧客が成功する上で欠くことのできない、より高度なイノベーションの開発・提供を実現しています。詳細につきましては、https://www.suse.com/ja-jp/ をご覧ください。