さらにSUSEは、大規模データストレージの問題の効果的解決を支援する「Scalable Object Storage Solution with SUSE Enterprise Storage」をSUSEとHPE(Hewlett Packard Enterprise)の両社が提供することも本日発表しました。本製品は、HPEストレージに最適化されたApolloサーバとHPEの汎用ProLiantサーバに対応します。発表内容については、こちらをご覧ください。
「エンタープライズ環境に対応したフルサポートによるCephのストレージ・イノベーションを、最も早く市場投入することで、お客様は俊敏性を高めつつ、急速に進化するイノベーションを社内のエンタープライズ環境でご活用いただけます。SUSE Enterprise Storage 3によって、お客様はコスト効率、回復力、冗長性に優れたストレージインフラストラクチャを市販のハードウェア環境で使用し、最新のテクノロジーをシームレスに導入することが可能となり、自社のストレージインフラストラクチャの変革を実現できます。」と、SUSEの戦略・アライアンス・マーケティング担当プレジデントであるマイケル・ミラー(Michael Miller)は述べています。
米ガートナー社のリサーチ・バイスプレジデントであるアルン・チャンドラセカラン(Arun Chandrasekaran)氏と、同社のリサーチ・ディレクター、ジュリア・パーマー(Julia Palmer)氏は、次のように述べています。「プロプライエタリのストレージプラットフォームは、取得・保守・廃棄にかかるコストが高いため、インフラストラクチャや運用の予算に影響を及ぼすだけでなく、新規プロジェクトへの資金調達の妨げにもなっています。オープンソースソフトウェアの第一のメリットは、自由、イノベーション、柔軟性であり、付随的な恩恵としてコストが挙げられます。」*
SUSE Enterprise Storage 3の機能強化により、以下のCephの新機能を容易に利用できます。
- POSIX準拠のCephファイルシステム(CephFS)により、ネイティブファイルシステムへのアクセス機能が加わることで、顧客企業は今後、自社のSUSE Enterprise Storageクラスタ内でブロック、オブジェクト、ファイルアクセスの統合機能を活用できます。
- マルチサイト・オブジェクト複製機能によって非同期のアクティブ/アクティブ・マルチクラスタ環境うぃ実現できるため、遠隔での複製が確実になることでディザスタリカバリが向上します。さらに、非同期ブロック(RDB)ミラリングを使用したブロックでは、真の遠隔複製が実現します。
- 新しいフレームワークは、openATTICベースの高度なGUI管理ツールの基礎となり、Saltを用いたクラスタのオーケストレーション機能にも対応することで、管理の簡素化を実現します。
価格と提供時期を含むSUSE Enterprise Storage 3についての詳細は、suse.com/storageをご覧ください。
*米ガートナー社「Market Guide for Open-Source Storage」2015年11月23日発行
<SUSEについて>
SUSEは、オープンソースソフトウェアのパイオニア企業であり、信頼性と相互運用性に優れたLinuxおよびクラウドインフラソリューションを提供することで、企業のコントロール能力と柔軟性を高めています。その卓越したエンジニアリング能力、圧倒的品質のサービス、他の追随を許さないパートナーエコシステムは、20年以上の歴史を誇り、これに裏打ちされた製品とサポートは、顧客企業が複雑な要素を管理し、コストを削減し、自信を持ってミッションクリティカルサービスを提供できるよう支援しています。また、長期的な関係を構築することで、現在および将来にわたり、顧客が成功する上で欠くことのできない、より高度なイノベーションの開発・提供を実現しています。詳細については、https://www.suse.com/ja-jp/ をご覧ください。
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