SUSE Linux Enterprise 12 Service Pack 2のパブリックベータ版を導入、評価をすることでユーザーは、今後の開発に影響を及ぼすことができるとともに、一般リリース開始時に、より迅速な導入が可能となります。
SUSEの製品マーケティングマネージャであるラジ・ミール(Raj Meel)は、次のように述べています。「Service Pack 2の魅力的なインフラストラクチャ機能により、お客様はイノベーションの先端を進み続けることが可能となります。こうした機能をより広範に導入してもらえるように、当社は本製品を、お客様向けだけでなく、本当の意味でのオープンなベータ版としました。すべての開発者、ユーザー、Linuxコミュニティメンバーが、最高のエンタープライズ向けディストリビューションであるLinuxカーネル4.4のアップデートを試用することができ、今後この製品が変化するビジネスニーズへの対応にどう対応してくれるのかを、直接確認することができます。」
SUSE Linux Enterprise 12 SP2ベースのソリューションでは、以下の業界初の拡張機能が導入される予定です。
- Open vSwitchとDPDK(データプレーン開発キット)のエンタープライズ本番環境のサポート:Open vSwitchのパフォーマンスが12倍以上向上することで、ソフトウェア定義型ネットワーキング(SDN)とネットワーク機能仮想化(NFV)のソリューションの需要に対応できます。Open vSwitchとDPDKは、ユーザースペースのデータプレーンを高速化し、SDNとNFVのソリューションに必要なパケット処理機能を提供します。
- 「スキップサービスパック」機能による、時間とリソースを節約するアップグレード:以前のサービスパックのアップグレードをスキップし、SUSE Linux Enterprise Server 12からSP2へと直接移行できます。
その他の拡張機能は以下の通りです。
- インテルSkylakeテクノロジーによりシステム性能が向上し、高性能グラフィックス、システムの応答性の向上、バッテリーの長時間駆動が実現
- セキュアな暗号プロセッサの標準TPM(Trusted Platform Module)2.0により強力になったシステムセキュリティ。TPMは現在、大半のコンピュータに組み込まれており、信頼性の高いサーバサイド・コンピューティングを実現しています。
- 統合Googleドライブを使用したGNOME 3.20、通知機能の再設計、新たな開発環境のGNOME Builder for GTKアプリケーションにより、生産性が強化
- 追加の分散複製型ブロックデバイス(DRBD)ノードを使用したクラスタリング機能の拡張により、ダウンタイムがほぼゼロとなり、ビジネス継続性が向上。これらの機能は、新たに強化されたHawk2ユーザインターフェイスとともにSUSE Linux Enterprise High Availability Extensionにおいて提供されます。
SP2のオープンベータ版は、x86-64、s390x、ppc64leのハードウェアアーキテクチャ対応で提供されます。ベータ版への参加に関心のある団体や開発者は、suse.com/support/beta-programをご覧ください。SUSE Linux Enterpriseについての詳細は、suse.com/solutions/platform.htmlをご覧ください。
<SUSEについて>
SUSEは、オープンソースソフトウェアのパイオニア企業であり、信頼性と相互運用性に優れたLinuxおよびクラウドインフラソリューションを提供することで、企業のコントロール能力と柔軟性を高めています。その卓越したエンジニアリング能力、圧倒的品質のサービス、他の追随を許さないパートナーエコシステムは、20年以上の歴史を誇り、これに裏打ちされた製品とサポートは、顧客企業が複雑な要素を管理し、コストを削減し、自信を持ってミッションクリティカルサービスを提供できるよう支援しています。また、長期的な関係を構築することで、現在および将来にわたり、顧客が成功する上で欠くことのできない、より高度なイノベーションの開発・提供を実現しています。詳細については、https://www.suse.com/ja-jp/ をご覧ください。
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