自動フェイルバックの無効化の設定
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環境
SUSE Linux Enterprise High Availability Extension 11
概要
HAE(High Availability Extension)環境において、自動フェイルバックの無効化の設定方法について知りたい。
解決策
クラスタ設定の「リソースのデフォルト」のresource-stickiness="INFINITY"に設定することで、自動フェイルバックは無効になります。
以下は、設定手順と動作確認例になりますので、ご参考ください。
設定手順:
- Webブラウザを起動して、Hawkを実行するマシンのIPアドレスまたはホスト名を入力しログインします。
https://<hostname or IP address>:7630 - 画面左のナビゲーションバーの「Cluster Configuration」(クラスタ設定)を選択します。
- 「Resource Defaults」(リソースのデフォルト)を展開し、resource-stickinessの値をINFINITYに設定します。
- 「Apply Changes」(変更の適用)をクリック
動作確認例:
- 以下は、2つのノード(Node#1、Node#2)があり、クラスタリソースaaaがNode#1で起動されている状況を示します。
Node#1 Node#2 aaa
- ここで、Node#1がダウンした場合、フェイルオーバでクラスタリソースaaaはNode#2へ移動します。
Node#1 Node#2 aaa
- Node#1が復旧後は、resource-stickiness="INFINITY"の設定より、自動フェイルバックはされず、クラスタリソースaaaはNode#2へ移動したまま残ります。
Node#1 Node#2 aaa
- クラスタリソースの停止し起動を行った場合は、リソースaaaはNode#1へ移動します。
Node#1 Node#2 aaa
免責条項
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- ドキュメント ID:00100026
- 作成年月日:23-DEC-15
- 修正年月日:23-DEC-15
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- SUSESUSE Linux Enterprise High Availability Extension 11
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