rp_filterのモード設定に関して
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環境
SUSE Linux Enterprise 11
概要
rp_filterの設定で1: Strict modeと2: Loose modeの違いを知りたい。
解決策
rp_filterは、逆経路フィルタ(Reverse Path Filtering)と呼ばれ、複数のIF(NIC)を実装しているサーバにおいて、あるIFから受信したパケットが異なるIFを経由する場合、つまり、パケットが入ってくる経路と出て行く経路が異なる場合、そのパケットをフィルタリングして経路制御を行うための設定になります。
※この機能はスプーフィング(IP詐称)対策などで利用されます。
rp_filterの設定には、1: Strict modeと2: Loose modeがあり、複数のIF(NIC)を実装しているサーバにおいて、パケットが入ってくる経路と出て行く経路が異なる場合、そのパケットの通過を厳密(1)にするのか、それとも緩く(2)するのか、という違いがあります。
0: 無効
1: Strict mode(厳密モード)
あるIFで受信したパケットの返信先がそのIFのネットワークアドレスと同じ場合は、そのパケットを通過させます(許可します)。
2: Loose mode(緩かなモード)
あるIFで受信したパケットの送信元IPがいずれかのIFより到達可能の場合は、そのパケットを通過させます(許可します)。
参考:
SLES11 SP1以降でのrp_filterの設定に関する注意事項
https://www.suse.com/ja-jp/support/jp/kb/tids/00100033/
Applying SLES 11 SP 1 Causing Communication Issues
https://www.suse.com/support/kb/doc.php?id=7007649
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- ドキュメント ID:00100049
- 作成年月日:31-OCT-16
- 修正年月日:31-OCT-16
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- SUSESUSE Linux Enterprise 11
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